椎名の易経ガイド
これより長い文章の旅にでます。読むのにも、きっと、疲れます。本当です。
書くのも大変ですが、読むのも疲れますよ。がんばってくださいね。
そこで、なるべく読みやすくするために、キーワードを強調します。
飛ばし読み、斜め読みでもOKです。

1 天地創造と八卦
古代中国王朝である殷時代の信仰では、天帝(天界の皇帝)がこの世のすべての理を支配しているものと考えられていました。これが次代の周になると、天の理、天命を現す根本原理とされます。
また時代が下り、戦国時代となり老子のころには、天地ともにこの世の原理を示すものとなります。
この点、朱子はその書物の中でいいます。
天地は陰陽の気の現れであり、また易経は天地があることによって乾(けん)坤(こん)が決まったのではなく、天地を観れば、易の中に乾坤がある理が自ずと知れる。(周易本義・意訳)
ここでいわれる天地はいろんな説があります。
陰陽にからめるもの、いやいや朱子とは違いもっと具現化した天地を指すもの。などなど。
しかし風水の理解、占いへの発展ということでは、乾坤が天地を示すものだということくらいを知ってくれればOKです。

2 天地人、易の道理
この乾坤というのが大元です。これが相対するすべての項目のお互いの頂点を示すことになります。
たとえば、天と地。父と母、光と闇・・・などなどです。
注意しなければならないことは、乾坤と言った場合、その使われ方としては、2通りあるということです
この世のすべての項目の相対する頂点としての乾坤。
そして、八卦の象意としての、それぞれ独立した象意としての乾坤、です。
前者の意味でいえば、ほかのすべての八卦も、すべて乾坤の組み合わせで成り立っているともいえます。
(乾=陽、坤=陰として、八卦は3本の棒(爻といいます)で表現され、陽爻+陽爻+陰爻=兌(だ)となります。)
後者の意味では、陽爻+陽爻+陽爻=乾、陰爻+陰爻+陰爻=坤、というそれ自体独立した意味を持つ八卦、六十四卦のひとつとしての乾坤です。