3 易卦の見方 易卦の見方の話です。 さきほど2のところで、陽爻(ようこう)、陰爻(いんこう)という用語がでてきました。 前後が逆ですが、ここで説明しましょう。 この世は混沌とした大きな一つの器の中にあるとします。 そのなかで属性によって、大きく2種類のものがお互いに対立、不可欠なものとして存在します。光と闇、表と裏、君(王)と臣(家来)、父と母、剛と柔、などなど。というのは先程の話でしたね。 で、最初の混沌と交じり合う大きな器、これを太極といいます。(大きなひとつの世界ということで太一ともいいます) これがまず二つに分かれます。 それが陰陽、陰と陽です。陽は1、陰は2。つまり陽は奇数で、陰は偶数で表現されます。 記号では、陽は横1線で表し、陰は横に短く並んだ2線で表現されます。 それぞれ、それを陽爻、陰爻といいます。 八卦は、この陽爻と陰爻の組み合わせで構成されており、下から順番に上に向かって積み上げるように数えます。 上からではなく、下からです。表も下から1、2、3という順番でみます。
A陽→(老陽、少陰)、陰→(少陽、老陰) B老陽→(乾、兌)、少陰→(離、震)、少陽→(巽、坎)、老陰→(艮、坤) @まず、陽と陰に分かれます。表でいうと一番下がプラスのグループとマイナスのグループです。 Aそして、それぞれ2番目にプラスがくるか、マイナスがくるかで、またグループ分けします。 B最後に、さらにプラスが来るかマイナスが来るかで分けます。 これが八卦です。 つまり老陽はすべての線(爻)が陽爻であり、そこから最高位の陽という意味で老陽といいます。 少陰は、その中に少しだけ陰爻を含む陽、少しだけ陰があるので少陰。 少陽は、その中に少しだけ陽爻を含む陰、少しだけ陽があるので少陽。 すべて陰爻ならば、最高位の陰ということで老陰といいます。 ちょっとだけ注意してほしいことは、ちょうど少陰と少陽の入れ替わるところ。 ここでお互いに異質なものが混じります。 乾〜震までのベース(つまり1の位)が陽のグループのうち、最後の震は(+、−、−)で陰が多くなり、 陽のグループなのに陰が多い少陽となり、 巽〜坤までのベース(つまり1の位)が陰のグループのうち、初めの巽は(−、+、+)で陽が多くなり、 陰のグループなのに陽が多い少陰となります。 太極図でも、黒の中に一点だけ白があり、白の中に黒の一点があります。 これは、完全に分離するのではなく、交じり合い、境界線上では入れ替わり、陰陽、お互いに不可分だってことを示す思想からきています。 |