命卦の計算方法


 風水では、自分の性向を判断するのに八卦を用います。
この自分の性向を示す八卦を命卦(ないし本命卦)といいます。

 命卦は生まれの年で判断します。
では、さっそく命卦をだしてみましょう。

 @まず、生まれ年を一桁の数字になるまで、たし算をします
   
       例)1969年→1+9+6+9=25
          2+5=7
   

   ※計算には西暦を使います。
   昭和生まれの人は昭和の年数に25を足すと西暦の数字がわかります。
   例)昭和44年→44+25=69→西暦1969年
   平成生まれの人は平成の年数に88を足すと西暦の数字がわかります。
   例)平成5年→5+88=93→西暦1993年

 Aここから先の計算は男女で異なります。

   ☆男性の場合。
   11から@で出した数字を引きます

       例)11−7=4
          これで求める数字は「4」になります。
          下記の表から「4」は「巽(そん)」だとわかります。

   ★女性の場合。
   @で出た数字に4を加えます

       例)7+4=11
          ここで注意です。八卦は8だけですし定位置は中央をいれて9つしかありません。
          なので9を超える数字になったときには、その数字から9を引くことにします。
       例)11−9=2
          これで求める数字は「2」になります。
          下記の表から「2」は「坤(こん)」だとわかります。

   ※計算して「5」になるときだけはちょっと特殊。5は中央を示す場所になるのですが、中央には八卦が該当しません。
   そこで、男性の場合は5の3つ前の数字、女性については3つ後の数字とします。
       男性 5→2(3つ前)
       女性 5→8(3つ後)

 さて。でましたでしょうか。
今だしたその数字に対応して命卦が決まります。
命卦と各方位の吉凶は下記のとおりです。
 これは各人によって強弱の違いがあり、これがすべてというわけではありません。ひとつの目安としてお考えください。

命卦 東北 東南 西南 西 西北
坎(かん) 東命 伏位 五鬼 天医 生気 延年 絶命 禍害 六殺
坤(こん) 西命 絶命 生気 禍害 五鬼 六殺 伏位 天医 延年
震(しん) 東命 天医 六殺 伏位 延年 生気 禍害 絶命 五鬼
巽(そん) 東命 生気 絶命 延年 伏位 天医 五鬼 六殺 禍害
男性→坤
女性→艮
西命
西命
乾(けん) 西命 六殺 天医 五鬼 禍害 絶命 延年 生気 伏位
兌(だ) 西命 禍害 延年 絶命 六殺 五鬼 天医 伏位 生気
艮(ごん) 西命 五鬼 伏位 六殺 絶命 禍害 生気 延年 天医
離(り) 東命 延年 禍害 生気 天医 伏位 六殺 五鬼 絶命

5の場合だけは男女でそれぞれのところを参照してください。
ぱっと見ると難しそうですが、東命、西命に着目してみると、たとえば東命に属するものは「東」は良く、西命に属するものは「西」がいいことがビジュアル的にわかりますね。そのポイントに気づけば覚えるのは簡単です。

最大吉 生気 気力のチャージ。時々強くなりすぎる場合もあり。
大吉 天医 前向き、建設的気力のチャージ。療養によい。
中吉 延年 内面内包気力のチャージ。
小吉 伏位 気力の緩拡的作用。現状維持。
× 小凶 禍害 気力の腐食作用。
× 中凶 六殺 気力のダウン作用。
× 大凶 五鬼 気力のバイオレンス作用。
× 最大凶 絶命 気力の混乱作用。

※年度の境目について。
 大きく4通りの@立春、A小寒、B冬至、C新暦正月とする説があります。
 @立春説は旧暦の正月が長くこの立春とされたことによるものでしょう。東洋系占術の多くは、この旧正月にあたる立春を境目にしています。しかし、実は「正月」の概念は史上何度か変更されてきました。つまり多くの理由は施政者サイドに定められたことに由来するもので、必ずしも天の運行に即して決められてるということではありません。その意味からすると、慣習として便宜上境目をそこにしたということであるだけならば、新しい慣習であるところの現行暦を用いてC新暦正月とする考えも一理あります。
 そうではなく天の運行から厳密に暦法に即してのことであるということであるなら、本来、暦は昼夜の時間が等しくなる冬至をそのスタートラインの基準としてきたのであるからB冬至説がもっとも妥当であるともいえます。
 しかしそうではあっても暦の循環という問題もあります。必ずしも冬至がすべてのスタートラインといえるかについては十分検討しないといけません。(本題から大きく外れるのでさらに詳しい暦法の話は別章にて詳しく解説することにします)
 新暦正月にも近く、また月の節目ともなるB小寒をとるのが現状では実際に沿うものかと思います。
実際、海外華僑のものにも命卦はこの小寒とするものが多いようです。
 そこで、ここではB小寒説を採ることにします。ほぼ1月4日前後です。年によって違いますので確認してください。

※男性の場合には11から、女性の場合は4を加えるのはなぜなのでしょうか?
 この理由は、男女での陰陽での扱いの違いから八卦の順番が逆になること、そして八卦の配置順番が単純に時計周りとかではなくて、ちょっと特殊な回り方をしているために、それと西暦年数との整合のための方便です。
男性=陽=奇数
女性=陰=偶数
八卦で使う5以外の1から9までの数字は、
陽=(1、3、7、9)
陰=(2、4、6、8)
奇数は3をスタートとして3、9(3×3)、7(27、3×3×3)と左回り。
偶数は2をスタートとして2、4(2×2)、8(2×2×2)、6(16)と右回り。
詳しくはまたの機会にお話しますが、数字にも陰陽があり、男女にも陰陽があるのです。
(この点についても別章にて暦を扱うときに詳しくお話しすることにします)